「プログラミング教材としてembotの購入を検討している。
embotを使うことでプログラミングができるようになるか知りたい。
子供は興味を持ってくれるか?」
こんな疑問にお答えします
(イサル)
この記事を書いている私は、プログラマー歴20年。
現在はフリーランスとしてシステムエンジニア兼プログラマーとして
活動しています。そして中学生と小学生の2児の父でもあります。
そんな私が自分のプログラマーとしての経験と親として子どもに
どのような環境を用意してあげることができるかという視点で
解説します。
プログラミング教材としてのembotはズバリ「買い」です
結論として、プログラミング教育の初期段階においてembotはおすすめです。
ポイントは「ロボットの動作が非常にシンプル」であるという事です。
体験談:実際に使って思った事①
具体的に言うと、動作は大きく分けて「手を動かす」、「ライトをつける」、「ブザーを鳴らす」の3種類。特に初等教育の場において、プログラミング教育の最も大事な目的の1つは「論理的思考力を身につける事」であって、ロボットに多様で面白い動きをさせる事ではありません。自分がプログラミングした通りにロボットを動かすことで、その楽しさや考え方を学ぶのが大事なのです。
よくある質問①: もっと多機能なものの方が楽しめるんじゃない?
もちろんそれもOKです。ただ教材のお値段がやや高い。
多機能なものは1万数千円するものからン万円するものまで売っています。プログラミング教育の初期の段階で教材にそれほど投資が出来るのであれば是非買ってあげて下さい。何を隠そう私も少し子供の様子を見て「LEGO BOOST クリエイティブ・ツールボックス」の購入を考えています。
ウチの子どもの場合、飽きっぽい性格のため、まずはプログラミングというものに興味を持ってもらえるよう(持たなかった場合のことも考えて)シンプルでコスパの良いembotを選びました。
よくある質問②: Scratch(スクラッチ)プログラミングでもいい?
もちろんそれもOKです。ディスプレイの中だけでしか動かいっスけど。
Scratch(スクラッチ)はアメリカ生まれの子ども向けプログラム言語で視覚表現でキャラクターに多彩な動作をさせることができます。日本語版も用意されているし、なにより無料で使えるプログラミング教材で、インターネット接続できるパソコンが1台あれば出来るのでとてもいい教材だと思います。
ただ先にも言ったように多彩さがプログラミング教育の初期の段階では、ハードルになる可能性があります。初期段階で大事なのは楽しさを教え、興味を持たせることです。
なので、シンプルで且つ触って遊べてコスパの良いプログラミング ロボットのembotは買いです。
プログラミング教材 embotを使う事でプログラミング的思考が身に付く
embotの動きは非常にシンプルなのでプログラミング的思考が身につきやすい。
機械は1つ1つ、正しく命令しないと正しく動作しません。
電話をかけるという行為をロボットに覚えさせる(プログラミングする)とします。 人に命令するのであれば“電話番号を伝え、誰だれに○○と伝えておいて”と言えばいいだけの話ですが、ロボットの場合はそうはいきません。
・電場番号をダイヤルする ・〇回コールしても出なかったら切る → 〇分後に再びダイヤルする ・話中なら切る → 〇分後に再びダイヤルする ・留守出番電話になったら切る → 〇分後に再びダイヤルする ・相手が電話に出た場合、目的の人間なら要件を話す → 電話を切る ・相手が電話に出た場合、目的の人間ではなかったら変わってもらうよう話す → 電話を切る ・相手が電話に出た場合、目的の人間が不在の場合は伝言する → 電話を切る
こういったケースと動作を全てインプット(プログラミング)する必要があります。
こういったことを考えることが論理的思考と言えます。
実際本当にやろうとすると、もっと様々な場面を想定する必要があります。
・電話中に停電になった場合き ・キャッチフォンが入った場合 ・電話番号が使われていなかった場合 ・相手が電話に出たが、内線の切替がうまくいかず切られてしまった場合
たかが電話をかけるだけでもこんなに色々な事を考える必要があります。
少し話が散らかってしまいましたが、embot自体の動きがシンプルなので、組み合わせも複雑に
ならないので、余計な部分に頭を使わずに済み、論理的思考が身に付きやすいのです。
小学校1年生 男子の反応→ドハマりです(1サンプルの参考データ)
見事にハマってくれました。
段ボールを組み立てたのも工作のような感じで楽しかったのでしょう、またそれを自分がプログラミングした通りに動いてくれたので愛着が湧いたのだと思います。
体験談:実際に使って思った事②
説明書の類は全て、アプリ内で動画で用意されていたので散らからず良かったと思いました。
子どもとしては早く動かしたかったようでしたので、ユーザ登録は後回しにし、最初は
「ログインしないではじめる」からしてみました。
(段ボールを組み立てるのにちょっと力が足りず、若干飽きかけてたので先を急ぎました)
本当は最初に「机上で何をさせるか設計図のようなものを箇条書きで書いて・・・」と
仕事っぽい考えを起こしましたが、ここは我慢してやりたいようにやらせてみました。
動作をさせる命令はパズルのピースのようになっており、全てドラッグ&ドロップで並べていくので、命令の意味を尋ねられた程度で、あとは直感的に自身で手探りでさわっていました。
やはり、自分で理解して進めて出来たというところが、見ていて嬉しく思いました。
よくある質問①: もともとプログラミングが好きだったんじゃない?
まったくプログラミングに関する知識も体験もさせてませんでし、私も家に仕事を持ち込むことはありませんでした。
ただ「人によって・・・」というのは否めません。こればかりはやらせてみないことには反応は分かりません。 ただこれから必修化されていく分野なので、出来れば興味・関心を持ってもらいたいものです。
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